Q:鼻や目以外に花粉症が引き起こす病気は?
A:くしゃみ・鼻水・鼻づまりという鼻の三大症状だけでなく、目のかゆみ、なみだ目、充血などの目にも症状を伴う場合が多い花粉症です。
その他に、ノドのかゆみや皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。
花粉症の症状の悪化に伴って、顔の皮膚がピリピリしたり、全身がかゆくなったり、呼吸がぜいぜいと息苦しくなり、喘息様の症状や頭痛、集中力の低下、イライラ感など、心も身体も影響を受けてしまいます。
さらに、シラカバ、ハンノキ、イネ科の植物を原因とする花粉症の人が、ある特定の果物や野菜を食べると、口の中がかゆくなり、はれたりする「口腔アレルギー症候群」という症状もあります。
また、花粉症の乳幼児は、その多くがアトピー性皮膚炎、食物アレルギーを併発していることがわかっています。
最近の情報では、通年性アレルギー性鼻炎と花粉症の両方にかかってしまう人も増加しているようです。
複数の植物の花粉を原因として反応する花粉症の例も多くなり、一年を通して、アレルギー症状に悩まされるという人口が増えているのです。
花粉症を初めとするアレルギー疾患は、原因もまだまだわからないことだらけです。
早く多くの人たちにとって再び、春が「美しい季節」秋が「実り豊かな季節」として快適に過ごせるようになるといいですね。
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Q:市販の点鼻薬を使ってもいい?
A:くしゃみ・鼻水・鼻づまり、鼻炎の症状は辛いものです。
だからといって、「市販の点鼻薬を使って簡単にスッキリできるなら」・・・と安直に利用するのはちょっと待ってください。
まず、その鼻炎症状は本当に花粉症なのでしょうか?
慢性鼻炎やちくのう症であれば、全く対処が違ってきますから、まず確認して下さい。
では、花粉症とハッキリ判別している場合について話を進めます。
市販の点鼻薬には、血管収縮剤というものが入っていることが多いです。
血管収縮剤を含む点鼻薬は間違えた使い方により、副作用が出ることがあります。
内服する血管収縮薬は、主に鼻のひどい症状に用います。
状態が悪く、点鼻薬が鼻の奥まで届かないような場合には、事前に血管収縮剤を使うと鼻の通りが劇的によくなります。
しかし、管収縮薬には即効性がありますが、効果が持続しないという欠点血があります。
すると、劇的な効果を求めて手軽な点鼻薬を繰り返し使うことによって、血管の反応が鈍くなりかえって鼻づまりが慢性化することもあります。
また、繰り返して使いすぎると薬が作用する時間が短くなり、さらに頻繁に繰り返し使わなければならなくなることも起こります。
このような症状を「点鼻薬性鼻炎」といって、粘膜に異常変化をもたらし、状態が悪い場合には手術しなければ治らないこともあるのです。
また、絶対に注意しなければいけない点があります。
それは、血管収縮薬は子供に使っていけないということです。
鼻の血管を収縮させる作用が、発達の未熟な乳幼児では、頭の血管まで収縮させて、気を失うことさえあるからです。
薬の性質を知らずに、むやみ使用するのはやめましょう。
市販の点鼻薬には用法・用量というものが当然明記されていると思います。
当たり前のことですが、「よく読んで、正しく守って」ください。
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Q:突然に花粉症になる?
A:梅も花開き、水ぬるむ春の日。
突然にやってくる花粉症の症状。
毎年覚悟している人ならいざ知らず、人生で初めての花粉症の春なら、過去の素敵な思い出も吹っ飛んでしまうくらい、春は悲惨な季節と化してしまうものです。
「突然」というのは本人の認識でしかないわけですが、もともとアトピーなどのアレルギー疾患をもつ人なら、花粉症にはかかりやすいことがわかっています。
ではアレルギーなど一度も出たことのない、中高年の人が突然花粉症になるのはなぜでしょうか。
正直その原因はまだはっきり判明していません。
花粉症は、体内にIgE抗体が一定量以上作られたときに、抗原とくっつくことでアレルギー反応が始まります。
その一定量というのは果たしてどのくらいなのかというと、これには個人差もあり、明確な数字は出せないのが現状です。
いま日本人のおよそ半数の人がスギ花粉に対するIgE抗体を持つ・・・といわれます。
花粉症発症患者の数でいうなら、IgE抗体を持つ人のうち50%くらいしか発症していないことになります。
つまり、抗体を持っていても花粉症にならない人も大勢いるということです。
このことで一層「いつ、どんな人が発症する」というような花粉症発症までの定義が難しくなってしまうわけですね。
その結果、本人は心当たりもなく「突然」に花粉症はやってきてしまうのです。
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Q:花粉症は子供もなる?
A:残念ながら花粉症は子供もなります。
データによると花粉症は確実に低年齢化し、増加しています。
幼児ではまだそれほど多くはありませんが、ハウスダストなどにアレルギーを示す子供が多いので、いずれ花粉症引き起こす予備軍とも考えられています。
花粉症は、花粉を多く浴び続けることによって感作が起こります。
つまり年齢を重ねるたびに蓄積していき、そのうち発病してしまうのです。
またこのような花粉症予備軍はスギだけではなく、ブタクサやカモガヤ、ヨモギなどで花粉症を起こしやすい子供も増えているようです。
道端の草花にアレルギーを持ってしまうとは、なお一層、子供の外遊びにブレーキがかかってしまいそうですね。
数字でいうと、小学校高学年ではおよそ4割以上が予備軍とも言われるようですが、このすべての児童が花粉症を発症するというわけではありません。
さらに最近の発表では、冬に生まれた乳幼児が外気浴を始める春先に春の花粉に影響されて、そのまま花粉症になってしまうという事例が多く出てきています。
まだ抵抗力の弱い赤ちゃんにも充分注意が必要ということですね。
ただし、これらの子供たちの花粉症が長きに渡って将来も花粉症でありつづけるのかどうかはわかりません。
確かに花粉症はほうっておいて自然に治る病気ではありません。
しかし、子供も日々体格や骨格を成長させて、さまざまな免疫力も持ち始めます。
体の急成長によっては、小学校高学年や中学生くらいになって鼻の穴や構造の拡大などで鼻詰まりが治まるという例もあるのです。
子供の花粉症やアレルギー疾患とは、正しい知識を持って神経質になリ過ぎないよう、上手に付き合っていくのがよいでしょう。
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Q:杉以外で、花粉症になる原因は?
A:杉以外で花粉症になる原因は、実はたくさんあるのです。
主に鼻のアレルギーの抗原となっている植物で、春ならスギ以外に、ヒノキ、カモガヤ、シラカバなど、秋ならイネ、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどがあります。
ブタクサは「マッカーサーの置き土産」ともいわれる外来の帰化植物となります。
日本では、北海道と沖縄にはスギの木があまりありません。
だから花粉症は全くないのかというと、そうではありません。
北海道や沖縄ですとヒノキなどの花粉症が多いと聞きます。
つまり、原因となる植物は人それぞれで、なにもスギだけが悪者ではないのです。
ただ、圧倒的な数でスギ花粉症の人口は多いということは確かです。
日本では、1960年代からおよそ40年の間にスギ花粉症が多発しています。
その原因として、戦後に大量植林されたスギが安い外国木材などに負けて伐採されずに残って、30〜40年を迎えた頃に開花適齢期となっているからだと言われています。
また、地球温暖化の影響もあり、春の花粉飛散量は増えているのも原因の一つです。
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Q:花粉症は遺伝する?
A:アレルギー体質という言葉からも連想されますが、花粉症は遺伝するのでしょうか?
確かに同じ空気を吸って生活しているのに、花粉症になる人とならない人がいます。
両者はいったいどこが違うのでしょうか?
アレルギーというのは、原因を詳しく確定しにくい病です。
ただ、いくつか検証されていることから推察して、遺伝するのかしないのか、といえばアレルギーは遺伝する可能性が高い、といえるようです。
花粉症は一般にアレルギー体質人がかかることが多いです。
そのようにいわれている病気は他に、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、小児喘息などがあります。
なかでもハウスダストに対してアレルギーが確認されている子供の70〜80%は、花粉に対するアレルギーもあるというのです。
反対に、を持たない子供の花粉症は、30%以下アレルギーといいます。
この数字は二つの事象に何らかの関連があることを意味しています。
そしてさまざまな実験やデータから、アレルギー体質は、遺伝すると推察されています。
両親がアレルギー体質なら、生まれてくる子供がアレルギーになる確率は90%という数字も出ているのです。
逆に、アレルギーを持たない両親から生まれた子供には、アレルギーが発症する確率が30%と低くなっています。
話を花粉症に戻すと、花粉症を起こす原因であるIgE抗体が体内にできやすい体質も、遺伝するのではないかと言われています。
もし両親や親戚に、なにかのアレルギーがわかっている場合、花粉症を発症する可能性は高くなってしまうということです。